はいさい。うるま市赤道でお肉の卸屋と精肉・惣菜屋をやってるにくなりっす。
この記事では失敗しないステーキの焼き方のコツをお伝えしたいと思います。
お肉の厚みは1センチから1.5センチのスーパーなどでよく販売されてる厚みでの解凍加減から焼き方です。
あくまでも【失敗しない】ということで、失敗とは焼きすぎて固くなることだと思います!
強く焼いた【ウェルダン】が好きな人は読まなくて大丈夫です。
うっすらピンク色の仕上がりが好きな人向けの焼き方です。
極厚ステーキの焼き方はこちらの記事で
コツ其の一!!解凍加減!!
まずステーキだけじゃなくお肉全般ですが、解凍のしすぎは絶対にダメです。
常温解凍で血(ドリップ)がたくさん出てしまうとどんなに高いお肉でも固くてパサついてしまいます。
血はお肉の味・旨みであり、水分
でもあるのでその血が抜けすぎると、固くて味がなく、パサついたお肉になります。
ベストは冷蔵解凍
1センチから1.5センチのステーキは朝冷凍庫から冷蔵庫に入れると夕方には解凍出来てます。
時間にして8時間ぐらいです。
その際はお肉同士が重ならないようにしてください。
急いでる時の常温解凍
常温で解凍する時は夏の暑い日で
1センチのステーキなら10分から15分。
1.5センチのステーキなら20分から30分。
クーラーの効いてる場合や冬で
1センチのステーキなら20分から30分。
1.5センチのステーキなら50分から1時間。
冷蔵解凍の時と同じようにお肉同士がくっつかないようにしてください。
すぐにステーキが食べたい!レンジで解凍
メーカーなどによるので難しいのですが、400W(ワット)や500Wで20秒ずつ解凍してください。
冷凍庫から出してすぐにレンチンしてOKです!
1センチなら20秒
1.5センチなら40秒が目安ですが、火が入りすぎると固くなるので、焦る気持ちはわかりますが20秒ずつ解凍しましょう!
W数は要注意です!800Wとかだと倍の強さなので、火が入ってしまいます。
ステーキの解凍の目安は【シャリシャリ】
1センチから1.5センチのステーキなら、半解凍ぐらいで綺麗に焼き上げられます!
この画像のように持った時に少し曲がる程度が目安で、お肉を曲げた時に中心部分が【シャリシャリ】してる状態です。
コツ其の二!!火加減!!
以前、他社のお肉を勉強がてら買ってみたんですが、高い方のお肉を焼きすぎてしまい
スタッフに試食してもらったところ、安い方が美味しくて高い方が美味しくないと言われてしまいました。
100g当たり100円ぐらい値段の差があったのに。
火加減は強火じゃなくて弱火!
強火で綺麗に焼き上げられるのは、毎日何十枚とステーキを焼いてるプロだけです!
火を入れすぎると固くなるので、弱火で焼きましょう。
弱火の目安は
IHだと弱火の1番強め
ガスだとフライパンに火が届くかどうか
画像はステーキを焼く時の実際の火力です。参考までに。
厚み1センチのステーキの焼き方
1センチのステーキは簡単に火が入るので、解凍してれば片面1分ずつで焼けます!
弱火で焼きながら、お肉の側面を見て焼き具合を確認します。(1分と書きましたが、あくまでも目安ですので側面をみながら焼いてください!)
レア好きならお肉の厚みの1/3ぐらいに火が通ったらひっくり返して反対も同様に焼きます。
そしてその反対側も1/3程焼いて、強火で少し焼き目をつければ見た目的にも美味しく見えます。
弱火で焼くと焼き上がりがグレーっぽい色になるので茶色くした方が美味しく見えるし、香ばしくなります。
1センチならこの焼き方で、肉汁を落ち着かせるために1分ほどまな板に置いて切っても大丈夫です。
厚み1.5センチのステーキの焼き方
解凍して塩コショウをふる
ステーキ肉を弱火のフライパンへ
蓋をして焼く
蓋をしたまま1分ほど放置します。
火の入り具合確認。目安は1/3
火の入り具合を確認します。画像では半分ぐらい入ってるように見えますが反対側も確認します。
反対側は1/3ぐらいしか入ってないですよね。
これはIHでもガスでも同じなのですが、フライパンに完全に同じように火があたるわけじゃないのでこうなります。
この時のひっくり返した時の断面はこんな焼け具合です。
反対側も蓋をして焼く
反対側も1/3ほど火が入るまで焼くのですが、すでに1/3火が入ってるので時間を目安にします。
いい焼け具合ですね!
たまたまですが、ほどよく焼き目もつきました。
ここで、茶色い焼き目がついてなければ、強火にして10〜20秒焼いて焼き目をつけます。
グレーっぽい仕上がりよりは茶色い方が見た目にも美味しいですし、脂身は少しカリッとした方が断然美味しいです。
余熱でも火を入れる
最後の仕上げは焼いた後のフライパンに蓋をしたまま、余熱で火を入れていきます。
時間にして3分〜5分です。
裏技
もしこの後に切ってみて、火の入りが弱いならレンジで400Wか500Wで20秒チンしてくだい。(足りなければ10秒ずつ追加)
レンジを使うとお肉が固くなるとか言われますが、それは火が入りすぎるからで
400Wや500Wで20秒ぐらいなら全然問題ありません。
レアすぎて中が冷たかったりした場合は迷わずレンチンしましょう!
完成!盛り付け!
いかがでしょうか?
なるべく伝わるように画像も使いながら説明しました。美味しくステーキを焼ければ嬉しいです。
失敗しないステーキの焼き方まとめ
- 解凍加減に気をつける。目安は【シャリシャリ】
- 弱火でゆっくり焼く
- 1.5センチの分厚いステーキは蓋をして焼く
- 余熱で火を入れる
- 焼き目をつける